ネントレはじめました

ねんねトレーニングを中心にしたわが子の成長メモです

参考になったネントレ本3選

ネントレ、何から始めればいいの? ヒントは本にありました!

妊娠中から赤ちゃんの夜泣きに危機感をもった私でしたが、初産かつ核家族育ちなため、赤ちゃんについての知識がまったくありませんでした。

そのため、何から始めればいいのかさっぱり見当もつきません。(まだ赤ちゃんも目の前にいないし!)

そこで、まずはいくつか育児書を読んでみることにしました。

 その中には、現在メインの指針としている『カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座』がありました。この本のおかげで私はご機嫌な赤ちゃんとの和やかな日々を送ることができています!

また、ほかの書籍にも参考になるところがたくさんあったので、まとめてみようと思います。

 

もくじ

 

参考になったネントレ本

 

カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座

ジーナ・フォード著 高木千津子訳 朝日新聞出版

 

ジーナ式」とも呼ばれている寝かしつけ法の本です。著者は世界中で何百人もの赤ちゃんと共に生活し、お世話をしてきたカリスマ・ナニーのジーナ・フォード。

ジーナが編み出した、赤ちゃんの日中のお昼寝と授乳を管理する「ジーナ流生活スケジュール」を実行すれば、生後6週から10週で多くの赤ちゃんは夜通し眠るようになるそうです。

しかも、寝かしつけの時に困る癖=ゆらゆら抱っこなどを行わないようにすることで、寝かしつけなくても、ベビーベッドに赤ちゃんを置くだけで1人で寝てくれるようになるのです!

実際、ジーナ式を取り入れたうちの娘も、8週目以降、夜12時から朝5時の間に起きたことはなく、14週になった現在ではほぼ毎日夜11時から朝の7時まで寝てくれています。しかも、4回に3回は1人で寝られます。

 ジーナ曰く、「赤ちゃんが欲しがるときに授乳する」という方法で育てると、長時間眠れるはずの時期がきても、おっぱいをちょっとずつ飲む癖がついてしまっているために眠れるようにならない子が多くいるそう。また、おっぱいがないと眠れない子になってしまうとのことです。

そのため、授乳と睡眠を切り離すスケジュールをジーナは提案しています。

そのスケジュールは生後1週目から1年目が終わるまでの期間を9つに分けており、赤ちゃんの成長にあわせて徐々に変化していきます。

 スケジュールを守るために、寝ている赤ちゃんを起こすことが求められるため、そこに拒否感を感じる人は少なくないようです。

また、授乳の時間やお昼寝の時間が分単位で指定されているため挫折してしまう人も…。

ですが、スケジュールが大まかに決まっていると見通しが立てやすいので、最初は大変でしたが慣れるとぐっと楽になるので頑張ってみる価値はあるかと。

 ただし、赤ちゃんが寝られないときにどうしてあげればいいかということにはまったく触れられていないため、泣いている赤ちゃんへの対処方にはとても困りましたが…。

 

カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座

カリスマ・ナニーが教える赤ちゃんとおかあさんの快眠講座

 

 

 

トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全

トレイシー・ホッグ著 槙朝子訳 ブックマン社

 

寝られなくて泣いてしまっている赤ちゃんをどう寝かしつければいいのか、その答えはここにありました。

「赤ちゃん語がわかる」と言われているカリスマ・ベビーシッター、トレイシー・ホッグによる赤ちゃんについての疑問に答える1冊で、寝かしつけ専用の書籍ではありませんが、3分の1ほどが睡眠にまつわる内容となっています。

 トレイシーも夜の睡眠のために勧めているのは生活リズムを整える方法です。ただし、ジーナほど綿密なスケジュールがあるわけではなく、

〝EASY〟

  • Eating…授乳
  • Activity…遊び
  • Sleeping…睡眠
  • Your time…お母さんの自由時間(赤ちゃんが寝ている間に)

この4つを順番に繰り返すことで、授乳と睡眠を切り離しながらリズムを整えることを推奨しています。

そして夜間である17時と19時に集中的に授乳を行い、また23時に半分寝ている赤ちゃんに授乳をすることで朝まで眠ってくれるようになるとしています。

 困る寝かしつけの癖をつけないことはジーナ式との共通点ですが、トレイシーは赤ちゃんを寝かしつける方法として、〝4S〟を紹介しています。

  • Setting…寝る場所を整えてあげる
  • Swaddle…赤ちゃんをくるんであげる
  • Sitting…刺激をあたえないように気を付けながら付き添う
  • Shush-pat…シューシューとささやきながら背中をトントンたたいてあげる

また、4か月以上の赤ちゃんの場合は、PU/PD(泣いたら抱っこし、泣き止んだらベッドに卸すことを来るかえすこと)を勧めています。

 この4Sを取り入れたことで、娘が自力で眠りに入れないときも、20分程度で眠りの世界に導いてあげることができるようになりました。

 

トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全

トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全

  • 作者: トレイシーホッグ,メリンダブラウ,Tracy Hogg,Melinda Blau,槇朝子
  • 出版社/メーカー: ブックマン社
  • 発売日: 2006/11/25
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0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

清水悦子著 神山潤監修 かんき出版

 

夜泣き専門保育士の清水悦子さんによる書籍で、やはりネントレのためには生活リズムを整え、体内時計を正してあげることが大切だとしています。

清水さんは、赤ちゃんは夜は8時までに寝かせるべきで、世界的にみて10時まで赤ちゃんを起こしているのは不自然と述べています。

 また、なぜ寝かしつけの時に困った癖をつけてしまうと、赤ちゃんがなかなか寝れず、また自力で眠れなくなってしまうのかを、日本睡眠学会の資料を引用しながら解説してくれます。

 そのほか、他の2冊にも書かれていますが、〝寝言泣き〟についての注意喚起もなされています。

寝言泣きとは、赤ちゃんの寝言のことです。

赤ちゃんは浅い眠りの時にグズグズいうことがありますが、ただの寝言であって何か要求があるわけではない場合もあるのです。

しかし、寝言泣きのたびにお母さんが赤ちゃんを抱き上げたりオムツを確認したりすると、赤ちゃんも覚醒してしまい、長時間眠ることができなくなってしまうのだそうです。

 著者が日本人であるため、添い寝を推奨する、保育園に通っている場合の対処法など、日本の現状に沿ったネントレの方法が紹介されているのは他の書籍と異なる点です。

また、ジーナ式と同様に月齢別のスケジュールが記載されており、内容はかなり近いのですが、本書の場合は授乳がなくなるのは生後6ヶ月以降が多いとされています。

夜泣きをメインターゲットとしているためか、対象が5歳までと幅広くスケジュールを提示してくれます。

寝る前に30分、赤ちゃんとイチャイチャタイムをとるというのも独自の方法です。

 寝かしつけ法の変え方のヒントが多いので、すでに困った癖がついてしまったお子さんをお持ちの方にもよさそうです。

ジーナ式とトレイシー式は1歳までが対象なので、1歳以降は参考にしてみたいと思っています。 

  

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド

 

 

 

まとめーネントレ本に共通していたネントレのコツー

  • 赤ちゃんの生活にリズムをつけるために寝た子を起こす
  • できれば19時、遅くても20時には赤ちゃんを就寝させる
  • 寝言泣きは見守る

 

 

おまけ

おまけとして、1冊ではネントレは難しいけれど、ネントレや育児のヒントになった本もご紹介します。

 

 

おまけ1・フランスの子どもは夜泣きをしない

パメラ・ドラッカーマン著 鹿田昌美集英社

 

イギリス人の著者がパリで出産・子育てを行うときに出会った、パリっ子たちの優雅な子育てについてつづられています。タイトルはネントレ本のようですが、ネントレの話は1つの章だけにとどまります。

 本書によると、フランスの子どもの大部分は3ヶ月半には夜の8時から朝の8時まで眠るのだそうです。

赤ちゃんが夜に眠るコツは、

〝夜にすぐあやすことはしない ぐずっても観察してちょっと待つ〟

というのも、生まれたばかりの赤ちゃんの睡眠サイクルは2時間で、このサイクルをつなげる練習をしているのだそうです。

そのため練習中に親がお腹を空かせていると勘違いして手を出してしまうと、自力で睡眠サイクルが繋げなくなってしまいます。

これは『0歳からのネンネトレーニング 赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド』でいうところの〝寝言泣き〟ですね。

 ですから、夜中に赤ちゃんがグズグズしたら、

  1. 本当に起きているのかを確かめる
  2. 起きているとしたらまずはおくるみを直したりオムツを替えたりする
  3. それでも泣きやまないなら空腹と判断してそこではじめて授乳する

という対処をパリっ子たちは当たり前に行っているので、早く赤ちゃんが長時間眠れるようになるのだそうです。

また、睡眠の学習は生後4ヶ月までに行えなかった場合、長時間眠れるようにするためには、泣かせるネントレをする必要が出てきてしまうとも書かれていました。

 ネントレの話は1章しかないので簡潔ですが、睡眠中のぐずりを観察することの大切さについて学ぶことができました。
また、他の章では、子どもとお菓子を一緒に作ることで忍耐力を鍛えるという話があり、将来娘と一緒にお菓子を作りたいなとワクワクしました。

 

フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密

フランスの子どもは夜泣きをしない パリ発「子育て」の秘密

 

 

おまけ2・赤ちゃんとママが安眠できる魔法の育児書

トレイシー・ホッグ著 岡田美里イーストプレス

 

 こちらは『トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全』の著者でもあるトレイシーの書籍です。

タイトルが「安眠できる」となっていますが、「EASY」などにはあまり触れられておらず、これ1冊でネントレは厳しいかと思われます。

ただ、『トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全』よりも、こちらのほうが、赤ちゃんの眠くなる様子を見て疲れすぎないうちに寝かせてあげることの大切さが詳細に書かれており参考になります。

 この本によると、眠くなる段階は次の3段階があります。

  1. あくび
  2. とおい目
  3. 目を閉じてこっくりこっくりする

3回あくびをするまでに寝室に連れて行き、子守唄やだっこなどで5分ほど緊張をほぐし、第2段階や第3段階になったら完全に眠る前にベッドにいれる必要があるそうです。

 あと、成長段階別の眠いサインも書かれていて参考になりました。

  • 首がすわった頃
    物や人から顔を背ける 抱かれているときは胸に顔をうずめる
  • 手足のコントロールができるようになった頃
    目をこすったり、耳を引っ張ったり、顔を書いたりする
  • 寝返りが始まりそうな頃
    おもちゃに興味をなくし、抱かれたら背中をそらす ベビーベッドの隅ににじり寄って頭を角に押し付ける
  • ハイハイや歩行ができるようになった頃
    立とうとしてよろめいたり、歩いていてつまずいたりする ベビーベッドに寝かせようとすると大人にしがみついたりする

ネントレ以外の母親の体の回復などにも触れられており、困った習慣がついてしまった子の生活習慣の立て直し方の章もあるため、『トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全』と併せて読むと大変役に立ちます。

 

赤ちゃんとママが安眠できる魔法の育児書 (カリスマ・シッターがあなたに贈る本)

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